コンピューター篇(1969年)

CMエピソード

かくれんぼ篇/コンピューター篇

 

『江戸むらさき 幼なじみ』は、従来の『江戸むらさき』に抵抗感があるという関西の人たちや、子どもたちに向けて作った。

『かくれんぼ篇』で最初に唄う「あのアマッコと……」は、ザ・ドリフターズの『誰かさんと誰かさん』を借用。「スキだってばヨーオンオン」は、当時出てきたばかりの森進一のしゃがれ声を真似ようと、のり平さんが録音の時アドリブでやったんだよ。

昭和43年に音楽番組「夜のヒットスタジオ」が始まった。桃屋も提供していたから、番組の「恋人えらび」という人気コーナーを題材に『コンピューター篇』を作ったんだ。これは出演歌手の中から相性のいい人をコンピューターが選び出すという企画。選ばれたのが意中の人で、生放送中に歌手が泣き出すハプニングが続出して話題を呼んだね。コーナー担当の小林アナが〝もぐらのお兄さん〟というあだ名だったんだ。