天女篇(1971年)

CMエピソード

秋田音頭篇/天女篇/競馬篇

 

『秋田音頭篇』で最初に唄ってる「秋田名物いろいろあれども……」はもちろん秋田音頭の替え歌。原曲には多くの歌詞があると言われてるが、「秋田名物八森ハタハタ……」と秋田の名産物を並べたものが有名だね。CMでは、出稼ぎに上京した人が故郷を懐かしむ話で、東京の象徴的建物の東京タワーをバックに見せた。細かいところまでこだわってるだろ。

羽衣伝説の地といえば静岡の三保の松原だけど、『天女篇』の天女はなぜか鹿児島小原節で「見えた見えたよ」と現れるところに捻りが効いてるね。天女に出くわした漁師の名前は、羽衣伝説にも登場する白龍さん。薄情な人という設定なんだけど、あまりメジャーじゃなかったみたいで今思えばちょっと力不足なCMになっちゃったな。

『競馬篇』は、民謡「会津磐梯山」を全部入れたのと、バックの画像に府中競馬場でロケしたものを使ったとこがミソだった。