オリンピック水泳篇(1964年)

CMエピソード

オリンピック水泳篇/オリンピック宣誓篇

 

昭和39年、待ちに待った東京オリンピックがついに開催される年になった。アジア地域で初の開催ということもあって、世界中から注目されて日本全体がものすごく盛り上がっていた時期だよ。

桃屋としても、当然この意義ある世紀の大イベントに参加すべく、『オリンピック水泳篇』と『オリンピック宣誓篇』の2作を作った。当社を代表する5つの商品を選手に見立てて、競技を競うという内容のものだ。この頃は桃屋の代表商品も、『花らっきょう』や『江戸むらさき』に続いて、『かつを塩辛』『いか塩辛』『葉唐がらし』といった商品が増えていた。グッと層が厚くなり、五輪ならぬ〝五壜〟は実に頼もしい限りだったね。

大会では〝東洋の魔女〟と言われた女子バレーボールチームが大暴れし、体操ではウルトラCを連発、日本中が沸きたった。『体育の日』という休日が出来て、行楽の弁当にもますます桃屋の味の存在感が増していった頃だね。