相撲・野球篇(1988年)

CMエピソード

相撲・野球篇/新婚・アイドル篇

 

「いただきます」は、従来品ののりの佃煮の甘さと塩味のバランスを絶妙に調えなおして、お子様からヤングミセス層を意識して売り出した新製品。そこでCMは『相撲・野球篇』のスポーツものと『新婚・アイドル篇』の女性ものの2作品にしてみた。

この年の9月に、昭和天皇のお体が悪くなり、いろいろな行事も自粛され、年が明けた7日に崩御された。

だからこの作品が昭和時代の最後のものになった。昭和33年にのり平アニメを始めて31年続いたってわけだ。

かねがね「CM漢方薬論」をとなえていた。西洋の新薬は即効性はあるがあまり持続性はない。しかし漢方薬は直ぐには効かないが、長い間飲んでいれば、じわじわと効いてくるって説だ。のり平アニメも飽きずにじっくりと続けた効き目は見事にあったと思うね。